聖人の知らざる所、未だ必ずしも愚人の知る所と為さずんばあらざるなり―劉孟涂集
偉大なるオリジンのエピゴーネンに収まる器ではない。Poorman's GUCCIの誹りを免れるには、これくらいの独創が必要だ。
かつて存在した、リーガルの上級ライン「インターナショナルコレクション」の一足。
矢張り革が良い。艶、肌理、いずれをとっても文句なしである。
世にビットローファーは数あれど、なかなか満足いくものは見つからないものだ。ビットの色、サイズ、光沢と、アッパーの素材、質、更には靴全体のフォルム…全てが調和するものに出会えたなら、それは幸いである。
この靴は僕にとっての理想形だ。見て呉れに関して、不満も注文もない。モカの始末など、惚れ惚れする様なアイデアだ。