白眼視を嫉妬と取り違える才能を持つ僕には、この手のツートンカラーが誂え向きだ。外羽根ストレートチップ、ラウンドトゥの些か間抜けた面構えが、カジュアルユースによく似合う。
勿論、目いっぱいめかし込んだところに宛がって洒落を利かせてもよい。
似たようなカラーリングなら探せば無いわけではないが、これまでに僕が見かけた数足は、漏れなくこれよりスマートであった。
派手でありながらどこか野暮ったいこのチャーミングさこそ、僕がこよなく愛するものだ。このおかしみを、イタリア的愛嬌を、着こなしに横溢させよう。
Much Madness is divinest Sense by Emily Dickinson
LACERBA MODERNA